latexmk導入メモ
「何度もLaTeXをタイプセットするの面倒くさい!」「bibtexも含めてタイプセットを自動化したい!」「ついでに自動ビルドの結果をPDFビューワに逐一反映させたい!」ということでlatexmkを導入したのでメモ。メモなので非常にざっくりと書きます。
TeXはMacTeX2016、エディタはCotEditorを使っています。
Step1: 以下のサイトの通りに設定ファイル(.latexmkrc)を作成してホームディレクトリに保存
konn-san.com
細かい点については、このサイトがわかりやすく書いてくれているのでここでは割愛。
あとuplatexを使いたいので、platexでなくuplatex、pbibtexでなくupbibtexを設定。
Step2: 以下のサイトを参考にCotEditorからワンタッチでビルドできるようにAppleScriptを書く
CotEditor から AppleScript で latexmk を叩くaximov.wordpress.com
関連ファイルを監視させて、変更のたびに自動ビルドさせたいので、latexmkを走らせる部分については、
do script with command "cd " & thisdir & ";" & space & "latexmk " & thisbase & space & "-pvc" & "; exit"
としました(-pvcオプションが監視&自動ビルド)。
ちなみにスクリプト置場は、CotEditorのスクリプトメニューから「スクリプトフォルダを開く」をクリックした先。
Step3: 諸々の設定
CotEditorの環境設定>連携から、コマンドラインツールをインストール。
さらに、Skimの環境設定>同期するから、「ファイルの変更をチェック」にチェックを入れることで、自動ビルドの結果を都度チェックできる。
PDF-TeX同期サポートについては、「初期値:カスタム、コマンド:cot、引数:-l %line "%file"」と設定(CotEditorのコマンドラインツールがないと動かないので、先にインストールしておくこと)。
これで、Skimの画面上でCommand + Shiftを押下しながら文章をクリックすれば、CotEditor上の対応するLaTeXソースに飛んでくれます。
以上で、
- タイプセット自動化
- 自動ビルドの結果をPDFビューワに逐一反映
- SynctexでPDFからLaTeXソースへのジャンプ
ができるようになりました。